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2024.10.03

ハイグロマスター導入事例:ハイグロマスターT型

こんにちは。墨田トータルサービス株式会社の代表、田邊です。

圧縮空気脱湿脱油装置(エアドライヤー)の選定は、そこで製造される製品の品質やコンプレッサー設備の稼働コストに大きな影響を与える、重要な要素です。

今回は、圧縮空気脱湿脱油装置(エアドライヤー)の導入を検討されている会社様に向けて、ハイグロマスターT型の導入事例についてお話しようと思います。

導入時の背景、課題、状況を元に、お問い合わせの参考にしていただけましたら幸いです。

エアドライヤーの導入・変更をご検討中の方は、以下のボタンからお問い合わせください。

ご依頼の背景

1.導入前の状況

既存の工場でT型ハイグロマスターを導入済みのお客様。別ラインのコンプレッサー(空気圧縮機)の更新に伴って、よりコストパフォーマンスに優れる提案を希望してのご依頼。

2.導入の動機

カーボンニュートラルを強く意識されており、今回の更新に際し、環境に配慮した製品・設計を希望されております。

また、長期的な期間のランニングコストの視点では、コンプレッサーの年間動力費の抑制、圧力損失の低減を期待できます。

導入の過程

1.製品のご提案

お客様のご依頼を元に、製品を選定・ご提案します。

今回の事例のポイントは、既存の製品とは設置環境が異なる点。そして、それに伴う製品の選定です。

  1. ・設置場所の面積に制限がある
  2. ・圧力下露点10℃(年間)であること

この要件を満たせるかどうかが焦点となります。
そして先だっての調査の結果、設置場所は有効面積も乏しくレシーバータンクまで一緒に設置できる環境ではありませんでした。

よって、お客様のご要望と環境的な要件を最も満たすことができる、オーダーメイド設計によるハイグロマスター・T型(チリングユニット空冷式)の導入をご提案する形となりました。

2.ハイグロマスター・T型の特徴

ハイグロマスター・T型は、チリングユニットによって作られる冷水によって圧縮空気を冷却する機構が特徴の圧縮空気脱湿脱油装置(エアドライヤー)です。

今回のケースのように、圧力下露点を確保する必要がある場合に使用されるハイグロマスターシリーズのラインナップです。

チリングユニットには空冷式と水冷式があり、設置環境に合わせて選択します。

用途は広く、計装、ニューマチック機器用から大型プラント用空気源、吸着式除湿機の一次処理用まで様々。

ハイグロマスターは圧力損失が非常に少なく圧縮機動力費の削減に大きく寄与し、一般的な他社エアドライヤーと比べても稼働コストに優れます。

3.調査・設計・設置・確認

今回のケースにおける導入までの全体の流れは、以下のような形となりました。

  1. 1.WEBサイトでのお問合せ
  2. 2.お客様と導入条件の現地打ち合わせ
  3. 3.見積仕様書の提出
  4. 4.客先発注
  5. 5.着工・納品
  6. 6.データによる性能検証

今回の事例ではお問い合わせから着工納品、性能検証まで、約9か月要しております。

導入成果

1.工事費削減・省スペース化

2.性能・環境の両面を満たすエアドライヤーを導入

導入したハイグロマスター・T型、空冷式は十全に機能し、その性能を発揮することが出来ております。

要件であった圧力下露点10℃の確保についても、T型の特徴を活かすことで満たすことが出来ました。

まとめ

今回の事例では、設置には現場の環境的な要件を満たすよう、製品を選定から設計製造し、現場の環境に合わせて進行する必要がありました。

結果、圧力下露点10℃の要件を要点を満たしながら、十分な性能を発揮できる製品の設置を実現することが出来ました。

弊社の強みである経験を活かし、ケースごとに最適な圧縮空気脱湿脱油装置(エアドライヤー)の提案を行うことで出来た案件だったと思います。

経験を活かし、お客様の用途、環境に最適なエアドライヤーをご提案します。

今回のお話を、導入時の背景、課題、状況を元に、お問い合わせの参考にしていただけましたら幸いです。

ハイグロマスターの導入をご検討中の方は、以下のボタンからお問い合わせください。

 

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