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2024.08.26

ハイグロマスター導入事例:フロンレスタイプハイグロマスターの導入

こんにちは。墨田トータルサービス株式会社の田邊です。

製造業において、圧縮空気脱湿脱油装置の選択は、製品の品質やラインの稼働コストに大きな影響を与えます。

今回は、導入を検討されている会社様に向けて、弊社製品、ハイグロマスターの導入事例についてお話しようと思います。

導入時の背景、課題、状況を元に、お問い合わせの参考にしていただけましたら幸いです。

圧縮空気脱湿脱油装置の導入・変更をご検討中の方は、以下のボタンからお問い合わせください。

ご依頼の背景

1.導入前の状況

窯業・リサイクル事業で資源循環を行っている事業者様。

新設するラインで圧縮空気を使用するため、圧縮空気脱湿脱油装置を選定中。コンプレッサー更新の為、ドレン対策としてハイグロマスターの導入を検討。コンプレッサー能力600kw相当の規模での使用を想定し、エアーブローをドレンレスで行う目的。環境に配慮した製品を採用する意図あり。

2.導入の動機

WEBサイトでのお問合せにて、コンプレッサー更新による除湿機設置のため、ハイグロマスターを導入することをご相談頂きました。

環境への負荷・省エネを強く意識されており、ノンフロンタイプのハイグロマスターの導入を検討中です。

特記事項として、お客様自身がリソースとして、井水を保有しております。そのため、井水を活用してより大きな省エネ効果が期待できるのなら、その提案を希望されております。そのため、井水を活用できる設計が求められます。

 

導入の過程

1.製品のご提案

お客様のご依頼を元に、製品を選定・ご提案します。

今回の事例でポイントとなるのは、ノンフロンタイプの製品であること、お客様が保有するリソースである井水を有効活用することの二点。

そのため、弊社カタログでもポピュラーな、ハイグロマスター・AE型をご提案しました。井水を活用するため、お客様の環境に合わせた、オーダーメイドの設計となります。

2.ハイグロマスター・AE型の特徴

今回の事例では、「冷却負荷の低減による省エネ」「環境対策」が求められていたため、『ハイグロマスター・AE型』を選定しました。

ハイグロマスター・AE型は、ハイグロマスターの中でも基本となる、ポピュラーなユニット。冷水で圧縮空気を冷却し、発生したドレンを分離排出する機構を持った冷却式除湿機です。

エコノマイザー(空気対空気熱交換器)を装備し、冷却負荷の低減と加熱送気による乾燥度アップを実現しています。

3.調査・設計・設置・確認

今回のケースにおける導入までの全体の流れは、以下のような形となりました。

  1. 1.WEBサイトでのお問合せ
  2. 2.お客様と導入条件の現地打ち合わせ
  3. 3.見積仕様書の提出
  4. 4.客先発注
  5. 5.着工・納品
  6. 6.データによる性能検証

今回の事例ではお問い合わせから着工納品、性能検証まで、約9か月要しております。

 

導入成果

1.圧力損失0.01メガパスカル以下での運用を実現

圧力損失0.01メガパスカル以下での運用を実現することで、コンプレッサー動力費の低減を行い、尚且つドレンを分離排出。工場内送気の品質安定・効率的な稼働に貢献しております。

2.井水の活用で動力費を大幅削減

ハイグロマスターで使用する冷水の供給源を、お客様の保有するリソースである井水を活用できるよう設計致しました。

これによって、ハイグロマスター自体の駆動部が無くなり、年間動力費が不要となりました。通常は、冷水を供給する冷却補機が必要になりますが、今回は井水客先支給の為、その設置・稼働が不要。お客様が保有される既存のリソースを、上手く活用できた形です。

加えてフロンレス、チラーを用いない製品のため、環境に十分な配慮を行いながら、効率的な運用・小スペースでの設置を実現しました。

3.お客様の声

導入後、今回の事例では以下のようなお声をいただきました。

  • 「巡回点検項目が減り管理が容易となった」
  • 「ドレンの分離排出をしっかり確認できている」
  • 「ドレンレス送気によって、現場からのクレームが無くなった」

特に管理面での反響が大きく、設備・現場の両面から、省力化の実感を確認できた形となりました。

 

まとめ

今回の事例では、ノンフロンタイプであること、お客様が保有するリソースである井水を有効活用すること、この二点を満たせるよう、製品の選定・設計を行いました。

結果、省エネで効率的な運用と、環境に配慮した製品の設置を実現できました。

弊社の特徴である「オーダーメイドでの設計・設置」を十二分に活かすことが出来た案件だったと思います。

ドレントラブルを未然に防ぎ、安定した稼働を実現する。ラインの生産効率を最大化する。そのために、ハイグロマスターを是非ご活用ください。

導入時の背景、課題、状況を元に、お問い合わせの参考にしていただけましたら幸いです。

圧縮空気脱湿脱油装置・ハイグロマスターの導入をご検討中の方は、以下のボタンからお問い合わせください。

 

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